cardboard industryダンボールとその業界

ダンボールはとても頼りになる存在です。
商品を守り、物流を支え、未来を共に育てる大事なパートナーです。

ダンボールとは?

ダンボールは、配送や梱包に欠かせない存在として、私たちの生活に幅広く浸透しています。食料品や日用品、家具まで、さまざまな商品を安全に運ぶために使われ、その頑丈さと軽さが大きな特徴です。

また、非常にエコロジーな資材です。実は、日本では90%以上のダンボールがリサイクルされており、環境に優しい循環型の素材として高く評価されています。リサイクルによって資材を再利用できるだけでなく、製造コストの削減やCO2排出量の削減にもつながり、持続可能な社会の実現に貢献しています。

そのダンボールには代わりがないとも言えます。木箱のような他の梱包材に比べ、ダンボールは軽くて安価でありながらも、高い強度を持っています。そのため、物流や配送の現場ではコストを抑えつつ、しっかりと商品を保護する商材として選ばれ続けています。

段ボールの生産サイクル

ダンボールの生産・使用のサイクルは、環境に優しいリサイクルの流れで完結します。まず、ダンボールシートがシートを生産できる工場にて作られ、そのシートはそのまま流れで加工、または加工会社にシートを輸送して箱にしやすい形に加工します。次に、加工されたダンボールは使用者のもとへ配送され、商品を梱包して発送に使われます。私たちイクソブはダンボールの加工と商品梱包前の配送までの役割を担当しています。

商品が受け取り手に届いた後、使用済みの段ボールはゴミ置き場に出され、古紙回収業者によって回収されます。この古紙は再びダンボールシート生産会社へ運ばれ、リサイクルの過程を経て新しいダンボールへと生まれ変わります。

このサイクルでは、リサイクルによって資材の再利用が進むだけでなく、CO2削減やコスト削減にも貢献しています。軽くて頑丈なダンボールは、経済的で環境負荷の少ない優れた資材として、循環型社会において大きな役割を果たしています。

ダンボールの業界について

ダンボール業界は、私たちの生活や物流に大きくかかわる存在となっています。あらゆる商品やサービスを成立させる梱包材としての役割を持っています。昨今はネット通販の普及に伴い、需要が増え続けています。また、ダンボールは先ほど述べたようにリサイクル率が90%以上と環境にも優しく、持続可能な資材として注目されています。

この業界には、紙の製造からダンボールの加工・販売までを一貫して行う大手企業と、特定の工程を担当する中小企業が存在します。例えば、紙を製造する「原紙メーカー」、段ボールシートを作る「シートメーカー」、ダンボールを加工する「ボックスメーカー」などがそれぞれ役割を担っています。私たちイクソブはこのダンボールの加工を担当するボックスメーカーにあたります。

ダンボール業界はコスト競争が厳しい一方で、安定した需要を背景に今後も成長が期待される業界です。環境に優しく、リサイクル可能な素材として、これからも幅広い分野で活躍が続くでしょう。